ゴールド・ドル円・ユーロには相関性があります。
以前にも記事に書いていますが、基本的にゴールドはリスク回避の際に買われます。
なぜ、リスク回避の際にゴールドが買われるのかというと、それはゴールドは現物資産であることと生産量が限られていることから、ゴールドの価値がゼロになることはないと考えられているからです。
だからこそ、2020年の新型肺炎のようなリスクの際に、ゴールドは大きく買われました。
また、リスク回避の際には米ドルは売られ、日本円は買われます。
実際のチャートを見てみましょう。
上記は日足チャートですが、ゴールドは直近では下がってきているものの、2020年はずっと上昇していて、ドル円に関しても徐々に下降しています。
基本的に、ゴールドとドル円は逆相関になります。
そして、リスクが解消された場合には金利が付かないゴールドは売られ、米ドルが買われます。
その際にはゴールドのチャートは下降し、ドル円のチャートは上昇することになるでしょう。
つまり、ゴールドのトレードをする際には、ドル円の動向を見ることが大事なのです。
ゴールドをスキャルピングでトレードするということであれば、ドル円チャートを見る必要はないかもしれませんが、中長期のトレードをするならば、ゴールドとドル円の逆相関をチェックしておいた方がいいでしょう。
ゴールドとユーロの相関性
ゴールドと相関する通貨はユーロです。
過去チャートを見てもわかりますが、2020年のゴールドとユーロの相関性は高く、近年なかったような上昇をしています。
ゴールドとユーロのチャートも見てみましょう。
ゴールドが直近ではやや下降しているのに比べ、ユーロはずっと上昇を続けているため、完全に相関しているわけではありません。
しかし、ゴールドとユーロのどちらかが崩れた場合、もう片方が追いかけるように崩れる可能性が高いため、ゴールドをトレードする際にはユーロもチェックしておいた方がいいでしょう。
このように、複数の通貨の相関性を見比べるのは非常に大事なことですが、あくまでも中長期の流れを知るためです。
相関性は大切ではありますが、スキャルピングに徹するならば、必要以上に相関性を見なくても問題ありません。
なお、ゴールドについてもっと詳しく知りたい場合にはこちらがおすすめです。
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