Trend scalpは順張りにも逆張りにも対応したスキャルピング用インジケーターです。
通常、1つのインジケーターには1つの用途しかありませんが、Trend scalpはブレイクアウトを狙った順張りと反転を狙った逆張り、そしてゼロラインを超えたときにもサインを出すことができます。
これら3種類の全てのサインを表示すると非常にごちゃごちゃして見にくいチャートになってしまいます。↓
上記のように、サインが出まくって全く使えないクソツールになることは間違いありません。
ですが、機能を1つに絞って使用することで、けっこう使えるインジケーターになると思い、ブログで紹介することにしました。
まず、最初に設定で「Show arrows true/false?」をtrueにしないとサインが表示されない仕様になっていますので、必ず最初にtrueにしてください。↓
Trend scalpの3種類の機能
1・ブレイクアウトを狙った順張りスキャル
設定で「Arrows on lebels break true/false?」をtrueにすると、サブウィンドウの買われすぎ・売られすぎラインを超えたところでサインが表示されます。↓
こちらが順張りスキャル用のTrend scalpチャートです。↓
全てのサインでエントリーしてしまうと負けることも多くなりますが、トレンドの方向のサインだけを狙ってエントリーすれば、実はけっこう良い成績が出せます。
また、スキャルピングということもあり、あまり多くのpipsを狙わずに5pips程度を狙うことで、勝率はかなり上がります。
個人的に、このブレイクアウトの順張りスキャルが一番良い機能だと思っています。
2・買われすぎ・売られすぎからの反転を狙う逆張りスキャル
設定で「Arrows on lebels retrace true/false?」をtureにすると、サブウィンドウの買われすぎ・売られすぎラインを超えてから反転したときにサインが表示されます。↓
こちらが逆張りスキャル用のTrend scalpチャートです。↓
ブレイクアウトの順張り同様、トレンドの方向のサインのみを狙ってエントリーすることで、けっこう良い成績が出せます。
ただ、Trend scalpの逆張りサインは短期的な買われすぎ・売られすぎにすぎないため、上記チャートでは良い成績が出ているものの、逆行して損切りすることも多いでしょう。
pipsに関してはブレイクアウトの順張りよりも多く獲得することができます。
そのため、勝率は下がったとしても多くのpipsを獲得したいという場合には逆張りを選択するといいでしょう。
3・ゼロラインを超えたときのサイン
設定で「Arrows on zero cross true/false?」をtrueにすると、ゼロラインを超えたところでサインが表示されます。↓
こちらがゼロラインを超えたところでサインが出るTrend scalpのチャートです。↓
はっきり言って、非常に中途半端なチャートで、個人的には全く使えない機能だと思います。
ゼロラインとはサブウィンドウの中央のラインのことですが、ゼロラインを売買の基準にする必要はないでしょう。
そのため、この機能は封印することを推奨します。
Trend scalpをもっと使いやすくする方法
順張り用か逆張り用のどちらを使用しても構いませんが、移動平均線を1本引くだけでかなりトレードがしやすくなります。
こちらはブレイクアウトの順張りスキャルのサインに、50EMAを入れたチャートです。↓
この50EMAが上向きのときは青色のサインでエントリーし、下向きのときは赤色のサインでエントリーします。
損切りに関しては移動平均線を割ったときで問題ないでしょう。
そうすると、前半から中盤の下げトレンドでは全勝していて、後半に移動平均線が上昇し始めてからは最後のサインでのみ負けています。
移動平均線もリペイントするため、実際にはここまで上手くいくことはないでしょうが、それでもかなり高い勝率です。
どのようなサインツールも同じことが言えますが、全てのサインでエントリーするのではなく、トレンドの方向のサインのみエントリーすることで勝率を高めることができます。
Trend scalpは無料でダウンロードすることができます。
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