FXは経済を勉強すれば勝てるのかと思われる方は多いでしょう。
実際、私もFXをやるようになってから政治・経済の勉強を始めました。
私がFXを始めたのが30代後半からなのですが、実はそれまでは恥ずかしながら、ほとんど政治・経済の勉強をしていません。
30代でこれは、かなりやべー奴ですね(笑)
なので、政治・経済に興味を持たせてくれたFXには感謝しかないのですが、経済を勉強すればFXで勝てるのかと言われると、それは微妙なところです。
というのも、経済を勉強すればFXで勝てるのならば、いわゆる経済評論家やアナリストは大儲けしているからです。
でも、実際のところ、経済の専門家で投資で大勝ちしている人の話ってあまり聞きませんよね?
経済の勉強をしても短期的な値動きは予測不可能
なぜ、経済の専門家が投資で大勝ちしないかというと、為替相場の短期的な値動きなんて誰にも予測できないからです。
経済に詳しい人でも、実際のトレードを経験しなければ、短期的な値動きに翻弄されることは多いですし、適正ロットもわからずに、大きなロットでトレードしてしまうこともあります。
適正ロットに関しては、FXをある程度経験しないとわからないため、ロットを大きくしすぎて耐えきれなくなるということも多いでしょう。
つまり、いくら経済に詳しくても、トレードの方法を間違えたら簡単に資産を失うということです。
そして、トレードの方法に関しては、デモトレードを何度も繰り返すしかありません。
経済評論家が簡単に儲けられるほど、FXは甘い世界ではないのです。
為替相場の大局は、各国の政治・経済で決まることが多いですが、短期的な値動きに関しては誰にもわかりません。
誰にも分からないからこそ、テクニカル分析やインジケーターを使って予想するわけです。
逆に言うと、テクニカル分析やインジケーターを使って短期的な値動きを予想することはできても、長期的な流れに関してはテクニカルで知ることは不可能です。
そのため、長期的な流れを知るためには、各国の政治・経済を知ることが大事になります。
ファンダメンタルズもテクニカルも大事
長期の流れはファンダメンタルズ、短期の流れはテクニカルで判断するのが、FXの基本です。
スイングトレードしかしないという場合であれば、テクニカルを覚えるよりも経済の勉強をした方がいいですし、スキャルピングしかやらないという場合であれば、経済の勉強はそれほど必要ではありません。
しかし、状況に応じて戦略を変化させることができる柔軟な思考を持っていなければ、為替相場で生き残ることは困難ですので、やはり経済の勉強はしておいた方がいいでしょう。
ただし、FXで勝つために経済の勉強はした方がいいのは間違いないですが、テクニカルも覚えつつ、実際にデモトレードを何度か経験しなければ、ただの経済に詳しい人でしかありません。
ようは、机上の空論では実際のトレードでは通用しないということです。
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