FXで資金管理は手法よりも大切です。
資金管理がきちんとできていれば、破綻するなんてありえないですし、かなりの大負けしたとしても半分以上の資金が残るはずです。
私も2019年10月に、ポンドを全力で売っていたのですが、イギリスのEU離脱が前進するような内容のニュースを受け、ポンドが暴騰しました。
私の記憶が正しければ、ポンド円は1日で3円以上も上昇し、2日で7円くらい上昇したと思います。
見事に上昇しるのがわかりますよね?
上記はポンド円の1時間足ですが、一週間くらいで約10円も上昇しているチャートです。
このとき、私は通常よりも大きいロットでショートをしていたときに逆行し、さすがに耐えるのは難しいと判断して損切りをし、過去最大の損失を出しました。
その損失の割合は資金の3割です。
この3割という数字を、「3割も損失を出したのか!」と思う人もいれば、「全力で売っていたのに、たった3割の損失で済んだの?」と思う人もいるでしょう。
ポンドはずっと下げていたため、このときの暴騰で資産を失った人はかなりいたと思いますが、資金管理をきちんとすることで、どのような大負けをしたとしても、口座が破綻することなんてありえないのです。
資金管理で大切なこと
資金管理で大切なことは、大負けをしたときに、どれだけの資産が残るかを考えることです。
私の場合、相当な大負けしたときでも、損失は2割~3割で、資産が7割~8割は残るくらいのロットでトレードをしています。
通常の負けの損失は1割以下です。
その反面、大きく勝ったときでも増える資産は2割~3割くらいで、月に何倍にもなることはありません。
まだFXを始めたばかりの頃は資金管理がわからなかったので、1ヶ月で資産を4倍以上にしたこともありますが、負けたときも損失額が大きくて凹んだこともあります。
口座が破綻したことは一度もないですが、資金管理ができていなかった頃はトータルでマイナスです。
でも、資金管理を徹底するようになってからは、安定して収益が増えていき、平均で月に1割~2割ほど増え続けています。
というか、月に資産を1割増やすというのは異常なことなのです。
月に資産を1割増やして、これを複利で1年続ければ資産は3倍になるのですから。
そう考えると、一ヶ月で資産を何倍にもするようなトレードを、口座破綻のリスクを背負ってするなんてナンセンスではないでしょうか?
もちろん中にはハイレバトレードを繰り返して少額から億トレーダーになった人もいるでしょうが、それは口座破綻になる可能性が極めて高いことを理解した上で行わなければなりません。
ちなみに、私は去年の相場では最大レバレッジ500倍の海外口座を使い、実効レバレッジ5倍のロットでトレードをしていました。
今年のコロナ相場ではボラティリティが大きくなったため、実効レバレッジ2~3倍のロットで安全にトレードをしています。
ただ、この実効レバレッジ2~3倍のロットであっても、月に1~2割の資金が安定して増えているので、やはりロットは上げすぎるべきではないと感じます。
FXで安定して勝ち続けるためには資金管理は最も大切なものであり、小手先のテクニカル分析や手法を覚えることよりも、資金管理を徹底するべきです。
それこそ、みっともないトレードと思われるかもしれませんが、逆行してもある程度耐え続ければ、そのうちプラスにすることもできますが、この塩漬け手法は資金管理が徹底されていなければ実現できません。
資金管理を徹底するためには考え方を改めること
資金管理を徹底するためには考え方を改める必要があります。
私も色々なトレーダーを話をしたことがありますが、多くの人はFXをギャンブルと考えています。
ギャンブル感覚でトレードをしているからこそ、一ヶ月で資金を10倍にする人もいれば、ここで紹介したようなポンドの暴騰やフラッシュクラッシュ、最近で言えばコロナショックで全ての資産を失っているのです。
でも、FXは株式投資と同じで立派な投資です。
投資は資産を積み上げるものであって、決してギャンブル的に大きくするものではありません。
「FXはレバレッジがあるからギャンブルだ!」という意見を聞いたこともありますが、レバレッジは決して危険なものではなく、使い方次第で安全性を高めるためのシステムにもなります。↓
レバレッジの本当の意味を知ってますか?
日本の金融庁ですらレバレッジのことがわかっていないからこそ、レバレッジ規制なんてものができてしまい、レバレッジに関する誤解が生まれているのでしょう。
ともあれ、株でもFXでも、大切なことはギャンブル要素を排除することであり、負けた時に一時的に資産の何割かを失うことはあっても、最終的にプラスになることが大事です。
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