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国内口座と海外口座のメリット・デメリット

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国内口座と海外口座のメリット・デメリットについて解説します。

FXは国内口座と海外口座のどちらを使うか、ネット上で議論が繰り広げられています。

ここでは、国内口座と海外口座の両方を実際に使用した経験から、両者のメリット・デメリットについて書いていきたいと思います。

目次

国内口座のメリット

・スプレッドが極めて狭い
・出金の際のトラブルの危険性が低い
・大きく稼いだ場合に税金面で有利

国内口座の場合、海外口座と比べると非常にスプレッドが狭いです。

このスプレッドの狭さは世界一で、国内口座は競合他社とスプレッドの狭さを競争しているような感じもあります。

また、海外口座は出金拒否があると言われますが、国内口座の場合は出金に関するトラブルは一切ありません。

そして、最も大きなメリットとしては、FXで大きく稼いだ場合に税金面で非常に有利です。

というのも、国内口座は分離課税が適用されるため、どれだけ稼いでも20.315%になります。

国内口座のデメリット

・最大レバレッジが25倍
・追証があるため借金を背負うリスクがある

国内口座のデメリットとして、日本にはレバレッジ規制の法律があるため、最大レバレッジは25倍までです。

また、この最大レバレッジを10倍にまで引き下げることも検討されました。

もしかしたら、いずれ国内FXの最大レバレッジは本当に10倍まで下がる可能性もあります。

よく、レバレッジの高さは危険と言われていますが、実際には最大レバレッジの高さは危険ではなく、レバレッジの本当の意味を知らないことが危険です。

レバレッジについては以前に記事を書いていますので、そちらを参考にしてください。↓
レバレッジの本当の意味を知ってますか?

そして、最も大きなデメリットが追証です。

ご存じの通り、国内口座で証拠金がなくなった場合、追証を支払う必要があります。

よく、投資で借金を背負うとか破産するとか言われますが、その借金や破産のほとんどが追証によるものです。

ちなみに、追証とは日本だけの制度であり、海外には追証はありません。

海外口座のメリット

・最大レバレッジが400~1000倍
・ゼロカットのため追証が存在しない

海外口座は日本と違い、最大レバレッジの規制がありません。

そのため、どの口座も最大レバレッジが高く、400倍の口座もあれば1000倍の口座もあります。

国内口座のデメリットの欄にレバレッジに関する記事のリンクを貼りましたが、最大レバレッジ25倍だろうが1000倍だろうが、1ロットあたりの金額の増減は同じです。

たとえば、ドル円を1ロット(10万通貨)買った場合、10pips動けば1万円であり、これはレバレッジが25倍でも1000倍でも変わりません。

レバレッジには最大レバレッジと実効レバレッジがありますが、これを混合している方が非常に多くいです。

もう一度リンクを貼りますので、レバレッジについてはこちらをお読みください。↓
レバレッジの本当の意味を知ってますか?

そして、海外口座の最も大きなメリットがゼロカットがあることです。

ゼロカットとは追証が発生しないシステムのことであり、証拠金がなくなったとしても借金を背負うことがありません。

このゼロカットがあるからこそ、FXで大きく稼いでいる人であっても、税金面で不利な海外口座を使い続けている人もいます。

なぜなら、ほとんどの人が口座を破綻させたことがあるからです。

絶対に口座を破綻させない自信があるならいいですが、そうでない場合にはゼロカットは非常に心強い味方になります。

海外口座のデメリット

・スプレッドが広い
・大きく稼いだ場合に税金が高い
・出金拒否のトラブルの危険性がある

海外口座は国内口座と比べると、スプレッドが非常に広いです。

ドル円でトレードしていた場合、国内口座なら0.2~0.3pipsくらいのスプレッドが、海外口座の場合は1.2~1.6pipsくらいあります。(業者毎にスプレッドは違います)

そのため、スプレッドを重視している場合には海外口座は向いてない可能性があります。

海外口座のキャッシュバックサイトを使用することで、支払ったスプレッドの一部を戻すことができ、実質的に手数料を安くする方法もあります。↓
海外口座の手数料を安くする方法

ただし、キャッシュバックサイトを使用した場合でも、やはり国内口座の方がスプレッドは狭いです。

次に、海外口座を使う場合、大きく稼いだ場合でも分離課税が適用されず、所得税と住民税を合わせると最大で55%になります。

そのため、大きく稼いでいても海外口座を使用している人の場合、法人化することで税金対策している場合もあります。

最後に出金拒否のトラブルに関してですが、これは一部の海外業者では実際にあるようです。

XM・Titan・AXIORYなどの、日本人ユーザーを多く抱えている海外業者に関しては、規約を守ってトレードしていれば出金拒否になる可能性は低いでしょう。

(可能性はゼロではありませんが、極めて低いと思います)

ただし、聞いたこともない新興の業者には注意した方がいいです。

基本的には、TariTaliなどのキャッシュバックサイトに掲載されていない業者には入金しないことを強く推奨します。

TariTaliの詳細はこちら

理想は勝てるまでは海外口座、勝てるようになったら国内口座

口座選びの理想は、勝てるまでは海外口座、勝てるようになったら国内口座です。

よく、少額で海外FXを始めることを否定して、1000万円くらいの資金を貯めてから国内口座でFXをやるように言う人もいます。

これは正論のように聞こえますが、実は非常に危険な行為です。

というのも、まだトレードのスキルが低い状態では、国内口座だろうが海外口座だろうが資金を減らす可能性が極めて高いからです。

一般的に1000万円とは相当高い金額ですが、その1000万円を全て溶かしてしまう危険性がFXにはあります。

さらに、国内口座の場合には追証があるため、1000万円を失った上に借金を背負う可能性があるのです。

日本は失敗を許さないような風潮がありますが、国内FXはまさに日本の体質を表しているように思えます。

正直、まだFXでまともに勝てない状態で、追証ありの国内口座に大金を入金するのは自殺行為としか思えません。

デモ口座を使って練習するというのもいいですが、実際にお金を使ってない以上、真剣にやっているつもりであっても、どこか緊張感がありません。

そのため、最初は無くなっても仕方ないと思える金額(10万円くらいを推奨)を使って海外口座でトレードし、トレードスキルが上がったと確信できてから国内口座に移行することを推奨します。

ちなみに、私の知人の凄腕トレーダーは、5年生き残る実力がなければ投資の世界で生きていけないと言います。

このことからも、FXで数ヶ月上手くいっただけで自分のトレードが上達したとは思わない方がいいでしょう。

最後に、よく始める前から税金のことを言って、結局FXを始めない人が多いですが、まずは実際にFXをやって稼げるようになってから税金を気にしましょう。

口弁慶で実際に行動をしない人が勝てるほど、FXは甘い世界ではありません。

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この記事を書いた人

勝率85%の専業FXトレーダー。元々はスイングが得意でしたが2020年よりスキャルパーにクラスチェンジ。現在はインジケーターやEAの開発に挑戦中!

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