トレーダーは待つことが仕事です。
トレーダーはスナイパーのように、チャンスがあるときだけを狙い撃つことが仕事であり、そしてチャンスは一日に何度もあるわけではありません。
当然ながら、一日に一度もチャンスが来ないこともあります。
でも、チャンスが来なかったということは、無駄なエントリーをせずに済んだと思わなければならないのです。
チャンスを待ちきれずに適当なところでエントリーをするからこそ、資金を減らしてしまいます。
だからこそ、エントリーポイントは厳選しなければなりませんし、8時間パソコンの前に座っていて一度もチャンスが来なかったとしても、仕方ないと割り切らなくてはなりません。
トレーダーの仕事は何度もエントリーすることではなく、数少ないチャンスを待つことなのです。
待ちきれずに判断を早まったパターン
よくある負け方として、待ちきれずに判断を早まることがあります。
たとえば、今まで上昇トレンドだったものが下降してきたことから、トレンド転換したと思い込んでショートをしたところ、逆行して負けることです。
こちらはポンドドルの15分足ですが、イメージとしてはこのような負け方になります。↓
上記のチャートでの負け方は、ウィークリーピボットを下抜けしてからデイリーピボットのS1を少し抜けたため、ショートを入れたら逆行して大きく上昇したパターンです。
こういう負け、今までに数えきれないほどしています。
このチャートをリアルタイムで見ていると、どんどん下降していくように見えます。
1時間足では全然下降トレンドではなく、ただの押し目になっています。
日足では直近で陰線はありませんので、トレンド転換したと考えるのは早計だというのがわかります。
少なくとも、下降トレンドに転換したと考えるなら、最低でも日足で陰線が2本連続で続くくらいでなければいけません。
この負けの最大の原因は、長期足の流れを見ていなかったことです。
そして、長期足がまだ上昇しているということは、短期的な下降は一切無視して、再度上昇するのを待つことが大事ということです。
結局、ロングできるタイミングまで待ちきれなかったことが負けに繋がっています。
トレンドの流れが微妙なときはエントリーしない
上記は明確な上昇トレンドでしたが、トレンドの流れが明確でないことも多いです。
そのときは、どちらに動くか予測するのが難しいため、エントリーしないことも大事です。
トレーダーは孤独なので、毎日パソコンの前でチャンスを待ち続けていますが、運が悪いときは3日くらい待ち続けてもチャンスが来ないときもあります。
そんなときに、無理やりエントリーすると大抵は負けるものです。
そのため、チャンスがなかった場合には、トレーダーは待つことが仕事ということを自分に言い聞かせ、エントリーしないという判断をしなければいけません。
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