移動平均線のおすすめの使い方は何かと悩んだことはありませんか?
よく、移動平均線が一番大事と言っている人はいますが、どの数値の移動平均線を使っているかを具体的に話している人はあまり見たことがありません。
結論から書くと、短期・中期・長期の3本を設置することを推奨しますが、長期の移動平均線はSMA(単純移動平均線)200をおすすめします。
SMA200は世界中で最も多くの人が見ている数値です。
そのため、他の数値と比べると反応しやすい傾向にあります。
余談ですが、2019年のユーロドルの日足はSMA200にかなり反応していたように思えます。↓
次に短期の移動平均線はSMA21を使うといいでしょう。
SMA21はMT4のMoving Average(移動平均線)のデフォルト設定です。↓
SMA21はデフォルトだからこそ、この数値を使っている人はかなり多いので、やはり他の数値と比べて反応しやすい傾向にあります。
ただし、長期のSMA200ほどは反応しないように思えます。
残る中期の移動平均線に関しては人それぞれ設定している数値がバラバラですが、SMA75を使う人が多いのでおすすめです。
ちなみに、中期は50や100を使う人も多いですし、以前は私もSMA50でトレードしていた時期があります。
まとめると、SMA21・75・200の3本の移動平均線を使うのがおすすめです。
移動平均線の使い方
移動平均線には様々な使い方がありますが、ここでは私が実際に使っている移動平均線の使い方をご紹介します。
パーフェクトオーダー
パーフェクトオーダーとは、短期・中期・長期の3本の移動平均線が同じ方向に並んだときのことです。
たとえば、こちらはユーロドルの日足チャートですが、2018年~2019年は売り方向にパーフェクトオーダーになっていることが多く、現在は買い方向にパーフェクトオーダーになっています。↓
当ブログにて長期的な目線の話をよくしますが、日足でのパーフェクトオーダーが発生した場合には、基本的にその方向が長期的な目線です。
ただし、あくまでもテクニカル的な目線であり、各国の政策金利や事件・事故などによって目線が変わることもあります。
ゴールデンクロス・デッドクロス
日足でパーフェクトオーダーを確認した後、15分足か5分足でエントリータイミングを探します。
移動平均線を使った鉄板エントリーとしては、短期と中期の移動平均線がゴールデンクロスまたはデッドクロスしたときです。
その際、長期の移動平均線は必ず長期目線の方向を向いていることを確認します。
先ほどのユーロドルのチャートの場合だと、目線は買い方向です。↓
ただし、現在のユーロドルはFOMC後に下がりつつあるため、私は今はあまりトレードをせずに様子見しているところです。
そのため、過去のチャートでの解説となりますが、私がこのチャートでゴールデンクロスを狙うところは2ヵ所あります。↓
最初のエントリーポイントについては、短期と中期がクロスした時点ではまだ長期の下にあるため、すぐにはエントリーしません。
その後に長期を超えたところでロングします。
2つ目のポイントに関しては、15分足上でもパーフェクトオーダーになっているため、かなり良いエントリーポイントです。
このように、長期のパーフェクトオーダーと短期のクロスを使うことで、移動平均線だけでも良いトレードができます。
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