建玉操作で試し玉と本玉を使い分ける

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建玉操作で試し玉と本玉を使い分ける方法です。

建玉操作は昔の米相場の時代や、インターネットがない時代の株式投資で使われていた技法ですが、FXでも十分に使える技法ですので、ご紹介したいと思います。

試し玉(ためしぎょく)とは文字通り試しに入れる玉という意味で、わかりやすく言えば手探りのために少額で入れるポジションになります。

試し玉は打診買い(売り)とも言われ、昔の日本の相場師(あえてトレーダーと書かずに相場師と書きます)が使っていたテクニックです。

トレーダーは待つことが仕事ですが、チャンスが来たと思ったときにポジションを持ちます。

しかし、どれだけ厳選したとしても、逆行する確率は低くありません。

そのため、まずは通常の2割~3割程度で試し玉を入れ、状況に応じて残りの7割~8割の本玉(残しているポジション)を入れます。

本玉に関しては、ピラミッティングすることもあれば、ナンピンすることもあります。

ただし、大事なことは、ピラミッティングをするにせよ、ナンピンをするにせよ、決められたロットを超過してはいけません。

仮に1ロットが上限だとしたら、試し玉で0.2ロットを使った場合には本玉は0.8以内にします。

本玉に関しても、基本的には分割売買をすることになり、例えば試し玉として0.2ロットを入れ、本玉を0.4ロットずつの2分割で入れていきます。

上限以上のロットを入れることは非常に危険なので、このルールは絶対に破ってはいけません。

もしもルールを破った場合には危険なナンピンとなってしまうため、最悪の場合には破綻する可能性があります。

また、状況次第で本玉を入れずに試し玉を損切りすることで、損失を少なくします。

これが米相場の時代から、まだインターネットがない時代の相場において、勝ち続けていた相場師が使っていたという試し玉と本玉を使った分割売買です。

そして、このように建玉(ポジション)を分割することで損益をコントロールする技術を建玉操作といいます。

また、建玉操作にはツナギ売買も含まれていて、簡単に説明するとナンピンと両建てを複数のポジションで行うトレード法なのです。

ツナギ売買に関しては以下の記事で解説しています。


試し玉を損切りする場合

試し玉を損切りする場合とは、どこまでも逆行しそうなときです。

例えば、これは2020年7月24日のドル円です。↓
ドル円チャート

この日のドル円は一方的に下がり続け、5月と6月の安値を割って下落しました。

後半に少し上昇してきましたが、その後はどうなるかわかりません。

3月のように101円まで下がる可能性もある以上、本玉は入れず、試し玉は損切りした方がいいでしょう。

逆に損切りしなくてもいい場合とは、上がったり下がったりを繰り返しているレンジ相場のときであり、レンジ相場において建玉操作は強いです。

ナンピンと両建ては絶対にやってはいけないという嘘

よく、1冊数千円もするような高額な投資本には、ナンピンと両建てはやってはいけないと書かれています。

これは半分は本当ですが、半分は嘘です。

上限と決めたロット以上のポジションを持つことは、絶対にやってはいけません。

無計画なナンピンであっても9割は助かりますが、残りの1割で大きな損失を被ります。

ですが、上記にも書いた通り、上限が1ロットだとして、試し玉で0.2ロット、本玉で0.4ロットを2つというような形ならば、むしろ1ロットを1回で使用するよりも安全です。

両建てに関しても、無意味な両建てはする必要ありませんが、建玉操作としての両建てなら全然問題ありません。

ようは、ナンピンも両建ても無計画にやるのがNGというだけで、計画的に行うならかなり有効な手法です。

ここで紹介した建玉操作は古い技法ではありますが、非常に実戦的な手法であり、負けにくい方法でもあります。

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