リスクリワードの決め方
リスクリワードの決め方について記事を書きます。
FXだけでなく、投資全般において大事だと言われているのがリスクリワードです。
リスクよりもリワードの方が勝っているのなら、どのような手法でトレードをしていても、勝率が50%あればトータルでプラスになります。
逆に、リワードよりもリスクの方が勝っているのなら、勝率がよほど良くないと最終的に破綻します。
当然ながら手法は非常に大事なのですが、それ以上に大切なことは資金管理とリスクリワードの決め方です。
ここでは私が実際に意識しているリスクリワードの決め方をご紹介します。
基本的なリスクリワード
理想的と言われているリスクリワードは2:1です。
しかし、やってみるとわかりますが、この方法だと大抵損切り貧乏になります。
というのも、相場の大半はレンジのため、リスクに対してリワードを倍にした場合はそこまで伸びないということが多いからです。
なので、リスクリワード2:1に囚われず、伸びにくくなってきた場合には柔軟に利確することも大事です。
利益を伸ばせるときには伸ばすことも大事なのですが、かたくなにリスクリワードを守って逆行して損切りするくらいなら、適度に利確をした方が利益は大きくなります。
あくまでも目標としてリスクリワード1:2を目指すのは非常に素晴らしいトレードです。
結果的にリスクリワードが1:1になったとしても、それは全然悪いトレードではありません。
なお、これは私の個人的な意見ですが、今までの経験上、リスクリワード1:1で勝率7割を目標にするのが最もパフォーマンスが良かったと感じています。
勝率重視のリスクリワードについて
以前の私は勝率重視でリスクリワードでトレードをしていました。
リスクリワード3:1~2:1くらいのトレードです。
当時の私の勝率は9割くらいあったので、資金はどんどん増えていきました。
しかし、一回の負けで資金の何割かを失うため、非常にストレスが大きいトレードでもありました。
資金が少ないうちはいいですが、ある程度大きくなってくると、この方法は精神的にきついです。
そのため、勝率重視でリスクリワードを決める際にも、リスクリワード1.5:1くらいまでにしておいた方がいいでしょう。
ピボットを使ったリスクリワードのトレード手法
これは以前から私が行っているトレード手法ですが、利確と損切りはピボットで決めます。
ピボットは最強のテクニカル分析であり、日本ではなぜか知名度が低いですが、世界中のトレーダーが見ているポイントです。
ピボットに関しては以下の2つの記事をご覧ください。↓
上記のピボットを使った逆張り&順張りトレードの記事でも書いていますが、利確も損切りもピボットを使って行います。
ピボットは反応しないときもありますが、反応するときは怖いくらいの精度で反発します。
そのため、損切りはピボットの外側、利確はピボットの内側にするのが基本です。
トレードの際、ピボットを使って利確と損切りのラインを明確にし、利確ラインよりも損切りラインの方が遠い場合はエントリーを見送ります。
これは実際にトレードをしたときのオージー円のチャートですが、このときのリスクリワードは1:2です。↓
2ポジでエントリーをして、1ポジ目を10pipsで利確して、2ポジ目は逆行したために建値撤退しています。
上記のトレード法に関してはこちらの記事で書いています。
ちなみに、当記事を買いている日にはオージー円とポンド円をやりましたが、どちらも1ポジ目は10pipsで利確、2ポジ目で逆行して建値撤退をしています。↓
※証拠金10万円の口座なので利益は小さいです
上記のオージー円のチャートの場合は短期的な流れとしては順張りですが、大局の流れから見ると逆張りに近いです。
ただし、1時間足の流れを見た上で、1時間足の流れ的には下方向にチャートが動いていることを確認した上でエントリーをしています。
日足の流れは上、1時間足の流れは下ということで、損切りポイントまではかなり狭いですし、最初の1ポジ目は10pipsに到着した時点ですぐに利確し、残りの1ポジのストップを建値に移動しています。
これで逆行したとしてもマイナスにならない負けないトレードです。
リスクリワードを厳格に守った場合、10pipsに到達した時点ではまだ利確をしないため、このときのトレードでは負けることになります。
ですが、分割決済を取り入れたことにより、結果的にプラスで終わっています。
最初にリスクリワードを決めることは非常に大事です。
ただし、分割決済をしたり、逆行した場合には建値で撤退するなど、柔軟な判断も大事になります。
リスクリワードの記事を書いていましたが、なんだか分割決済の有効性についての記事みたいでした。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません